活動記録
Activity record
2024 前半
令和6年度
■6月2日(日) 設立総会
旧高橋の虫送り行事の継承団体"高橋の虫送り保存会"の解散と行事の廃止を受け、地区内外の有志による新たな行事 継承団体"高橋の虫送りをつなぐ会"を設立する。

■6月28日(日) 尾岐窪虫かご製作開始
尾岐窪地区で長年にわたり虫かごを製作してこられた星 清伍氏を講師に若手会員による虫かご製作を開始する。


■7月1日(月) / 3日(水) 尾岐窪虫かご製作 / ホームページ開設
虫かごの部材として使う縄を稲わらを綯って製作。またカヤの葉の部分をカヤの茎から外す作業を行った。
同日、本ホームページを開設。
※清伍さんの奥様は藁綯い名人だった。




■7月4日(木) ◇ 宮川小学校体験学習
昨年も4学年の体験学習授業で高橋の虫送りに関わってくれた宮川小学校の児童が、今年も地域の伝統文化を学ぶため尾岐窪の虫かご製作者、星清伍さんの作業場を見学。
星さんへの質疑応答のコーナーや、つなぐ会若手会員U君手作りの教材(下写真)を使った虫かごの部材についての解説。製作体験では藁綯い体験やカヤの葉外しの体験、そして虫送りの歌を唄ったりとあっという間の一時間を楽しみながら学んでもらえた模様。


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■7月8日(月) ◇尾岐窪の虫かご製作
尾岐窪の虫かごデザインの要ともいうべきカヤの芯(或いは竹)格子に編んだ網の部分。今日はその網の部分を造作。細く割った竹の先をカヤの枕の間に入れ込みながら網の幅を揃えたり形を整えるのだが、なかなか思うように行かない。
しかし、雨の音や鳥たちの声を聴きながらの手仕事は楽しく、そしてどこか懐かしく、ゆっくりと流れる時間に癒されるひと時だった。


■7月10日(水) 会報 第一号発行
■7月11日(木) 尾岐窪虫かご製作
フジ蔓を割き、主に虫かごの網の部分に使用する糸(ヒモ)を作りを行う



■7月13日(土) 尾岐窪虫かご製作 虫かご網部の製作
■7月14日(日) 尾岐窪虫かご製作と龍門寺の清掃作業、及び供養の集い打合せ
虫かご網部の製作と、7月19日実施"虫かご供養と五穀豊穣祈願の集い"の会場準備のため、龍門寺本堂周辺の清掃を行い、終了後、本堂にて打合せを行う。





■7月15日(月) facebook ページ開設
■7月16日(火) 尾岐窪虫かご製作 網部完成
■7月18日(木) 尾岐窪虫かご 槍の製作
虫かごに附随する槍を作る。




■7月19日(金) 冑虫かご製作
冑の虫かご作りは当日朝からホウノキの葉、骨組みの雑木(今回はヌルデ)、カヤ集めから始まった。
作業場となる上冑の稲荷神社の社内はヤブ荷蚊が飛び交い、床にはヤマアリが行き交い、時折大きなアブも登場。プリミティブな籠のデザインとバッチリ !! 虫送りの意味を嚙み締めた (?)
途中、尾岐窪の会員さんも助っ人で飛び入りという、冑虫かご作りの歴史上初の革命的製作現場となった。




■7月19日(金) 虫かご供養と五穀豊穣祈願の集い開催
本年度の虫送り行事のメインイベント、町郷土資料館「さとりあ」展示の前に例年通り、尾岐窪、冑の虫かごの虫かご供養と五穀豊穣祈願を龍門寺にて開催。
当日の模様を会津若松東山温泉くつろぎの宿「新滝」さんのブログにご紹介いただいたのでリンクを張ります。
※タイトルか写真をクリックしてください。


■虫供養のつどいの模様、7月25日(木)に福島民報さん、7月27日(土)福島民友さんに掲載されました。


■7月21日(日) ~8月3日(土)
会津美里町 指定重要無形民俗文化財 高橋の虫送り 虫かご特別展示会 開催


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■7月25日(木) 西勝地区の集いの場のみなさん来場
町内で同じく虫送りを継承している西勝地区の集いの場のみなさんが、見学においでになり、星清伍さんや高橋の虫送りをつなぐ会メンバーと交流した。
■7月27日(土) 虫かごのお色直し
展示会の最中、籠の素材が生ものという事で、何度か飾り花を交換したり冑の虫かごはホウの葉の葺き替えをしました。写真はその際のものです。
動画は31日(火)に冑の虫かご製作伝承リーダーの金田敏明さんにる葺き替えの模様です。
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■8月3日(土) 虫かご展示会、無事終了 !!
予定していた展示期間は無事終わりましたが、資料館さんのご厚意で休館となる6日(火)まで展示を延長させていただきました。
期間中、インターネットで高橋の虫送り行事の事を知り、東京からわざわざご来場いただいた方や、虫かごを目当てに来場された方もおいでになり、展示によって新しい出会いを紡いでいただきました。
また展示と並行して上映した「高橋の虫送り昭和57年の映像記録」は地元の方にとてもご好評をいただ、行事の素晴らしさを再確認していいだけたようです。
尚、初めての試みで、準備不足の点も多々あったかとは思いますが、ご来場をいただいた皆様、会員の皆様、そして郷土資料館の皆様にこの場をお借りして改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました !!