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NHKスペシャル「超進化論」に寄せて

  • 執筆者の写真: のりぼ
    のりぼ
  • 2023年2月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年2月26日

2月23日


「人間は威張り過ぎた 僕たちが一番上級生だと人間は思っちゃっている」


「今まで僕たちは自分中心に考えてきて自分の学校の序列で作っちゃってたのが進化論。 だって進化論は進化したら人間になるって思っているんだもん」


「でもこの進化(というの)は非常に多様であって、我々が持っていない能力をたくさんの生き物が持っている。(私たちは)このクラス替えに気が付かないとだめだ !!」


このホームページ"生き物の不思議"コーナーでもご紹介している、NHKスペシャル「超進化論」に、こんなメッセージを寄せたのは幅広い分野の第一線で活躍する「いとうせいこう」さん。






そして同じく「超進化論」に、生物学者、青山学院大学教授の福岡伸一さんはこんなメッセージを送っています。


「生物というのは互いに他の形を決めていますよね」


「生物っていうのはやっぱり利己的に振舞っているわけでもなく、絶えず弱肉強食みたいに競争しているわけではなくて、あらゆるところで協力している」


「互いに他を助け合いながら互いに他を律している。それはジグソーパズルの在り方と同じように隙間なく相互作用が組み合わさって、豊かな自然がつくられている」


「我々生物学者の中にも、ちょっと植物を軽んじていた傾向がある。それが今、問い直されてきている」


「植物が静かでおとなしくて物言わず、何も感じていない。というふうに見るのは、ある種人間の傲慢さであって、植物も非常に繊細なかたちで環境の情報を取り入れているし、植物同士もコミュニケーションしているし、植物と他の生物、特に昆虫との間に巧みな非常に豊饒なカンバセーション(会話)をしている」


「もし植物が、自分の事だけを考えて、自分に必要なだけしか光合成をしていなければ、この地球上はこんなに豊かな星に絶対にならなかったですね。

 自分たちに必要以上の光合成をして、それを葉っぱとか根っことか、果物とか実とか、そういうものに変えて、ほかの生物に手渡してくれている」

「そういう意味では植物が持っている寛容さ、或いは利他性というものが、この地球上を支えているといっても過言ではない。



お二方からのメッセージには誠に同感であるのと同時に、僕らの活動への頼もしいエールでもあります。


人間社会の至る所では相変わらず欲にまみれ、血にまみれた殺戮や差別が横行し、その自分勝手な人間による地球環境の破壊も、相変わらずに闊歩し続けている現代。

人類に与えられた大きな脳みそは何のためにあるのか?

​今、考え直す時が来ています。


 
 
 

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